回を重ねています会員企業見学会も今回で6回目となり、平成18年10月11日(水)に是常精工(株)殿を見学させていただきました。
是常精工(株)さんは加西市にあり、JR加古川駅から約30分、マイクロバスの車窓からのどかな田園風景、遠くに見える山々、中でも丁度今を盛りと咲き乱れる艶やかな絨毯を敷詰めた様な広大なコスモス畑などを楽しみながら本社工場に到着しました。
是常会長、是常社長はじめ本社工場の社員の皆様の丁重なお出迎えを受け、二階の会議室に通され、是常社長からご挨拶と工場概要の概略説明を受けました。
昭和16年に作業被服の縫工場を創業、昭和44年に鉄工業を創業し社名を現在の「是常精工株式会社」に変更されました。
「高品質」 「高精度」 「高機能」
をモットーに徹底した品質管理、極限の精度、快適な操作性と優れた作業効率という要望に十分に応えて、顧客の信頼を得ているそうです。
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主な製品は建設機械用の油圧シリンダー、アジャスタシリンダや油圧ポンプ、油圧モーター付減速機等で建設機械の他にも農機、各種油圧応用製品、産業機械等さまざまな分野で使用され、素材から加工、組立て、塗装まで一貫して生産されています。
工場概要説明の後、三班に別れ、まず本社工場、本社第二工場を見学しました。
本社工場は、創業時からのもので決して新しいとは言えませんが、スペース的には充分余裕があり“5S”が行き届いていました。作業場の横には生産管理板なるものがあり、品目毎に、その日の必要数と実績、そして差異が出た場合の考えられる原因が明示されており「目に見える化」推進の一環と思われます。続いて隣の第2工場を見学した後、マイクロバスで加西南産業団地内にある真新しい加西南工場へ移動しました。
平成17年に最少の費用で、最大の効果を引出すべく、同工場をオープンしたそうです。工場は内外共に非常に美しく空調はじめ最新の設備が導入されていました。広い工場の割りにワーカーは少なく感じられるのは自動化が進んでいるのでしょう。通路は比較的広くここも“5S”が行き届いていました。上を見ればライトクレーンシステムが設置されており、縦横に張られた赤いレールに沿って材料や製品が運ばれている様子はひときわ印象的でした。
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本社工場 |
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加西南工場 |
現場見学後加西南工場の事務所2階の会議室で、例によって質疑応答、意見交換の場となりました。
参加者からの主な質問、感想は“5S” が徹底されていることや、加西南工場の最新設備、社員の方の清清しい挨拶や平均年齢、ローテーション、“JIT”の方法や工業用水の使用状況等でした。
また、改善活動についての質問には、現在“カイゼンの鬼”と称される社外のコンサルタントを導入されており特に「間締め(まじめ)」と「活人(かつじん)」を実践されている。生産性の確認までは至っていないが、早速身近なところで効果が出ている。朝礼時に“やるぞコール”や“ラジオ体操”を行なっているが、従来はどこかダラダラした感じであったが、最近は整列し、しっかりした体操になってきたように思うということでした。
意見交換後の懇親会会場は本社工場と加西南工場の丁度中間ぐらいに位置した、古い酒蔵の二階にありました。
なんと明治時代の酒蔵をコンサートホールや展示会場、飲食店、お土産店等の複合施設に改造されたそうです。
是常会長のご挨拶と「乾杯」のご発声でスタートしました。
意見交換会の続きやより突っ込んだ話、会員企業間の近況報告、毎回のように出る海外との取引や海外からの研修生の話等、話の花盛りでしたが予定時間も大幅にオーバーし、菱井商事(株)の見好社長の挨拶により中締めとなりました。
最後になりましたが是常会長、是常社長はじめ本社工場、加西南工場の皆様には、大変お世話になりました。有難うございます。
ますますのご発展を祈念申し上げます。
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送迎、移動に今回もお世話になりました明菱興産さんのバス |
明治時代からの酒蔵 |
是常精工(株)さんのHPです。
http://www.koretsune.co.jp/
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会員企業見学会も今回で5回目を迎えることになり、平成18年7月3日(月)に(株)二川工業製作所殿を見学させていただきました。
始めに本社・加古川工場を訪問しました。二川社長からご挨拶をいただきまして、引き続き幹部の方から、会社の概要説明を受けました。
創業は1943年で、本社・加古川工場と二見工場があり、2004年には中国にも会社(?坊二川機械有限公司)を設立されました。
主な製品は建設機械装置及び部品、船舶用エンジン部品、産業ロボット部品、航空機エンジン部品、冷熱機械部品等です。
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加古川工場 |
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二見工場 |
工場の設備や配置等の概略説明をお聞きした後、加古川工場を見せていただき、二見工場に移動し二見工場の概略説明を受けた後見学というスケジュールです。
加古川工場は部品加工がメインで、二見工場は油圧ショベルのスティックと、作動油タンクの組立て生産がメインです。
加古川・二見の両工場ともに「5S」が行き届いているのはもちろんですが、工場内に設置された真新しい工作機械やロボット、床に引かれた真っ白な白線、そこで働く若くて活気のある社員の方々、そして工場内の要所要所に置かれた掲示板には、改善提案についての情報が多数掲載されているのがとても印象的でした。
現場見学後事務所の会議室にもどり、例によって質疑応答、意見交換の場となりました。
最新の工作機械を多数導入するに当たっての決断方法、「JIT」方式にうまく対応する方法、加古川工場の夜間勤務の問題点、製品のコストについての突っ込んだ質問もありました。
また、中国の会社(?坊二川機械有限公司)設立は現地の協力もあり僅か約1年で実にうまく立ち上げることができたことや、人材確保についての苦労話、そして女性の活用、インターンシップの受け入れ等々・・・・話題は尽きませんでしたが、話の続きは懇親会の場でと言うことになり二見工場を出発しました。
懇親会では二川社長のご挨拶に続き、安藤会長(フジマサ機工社長)の「乾杯」のご発声でスタートしました。
意見交換会の補足説明や、二川工業さんが中国に会社を設立されておられることもあり、中国の文化や習慣、良い面、注意すべき点等は全員関心が深く、積極的に情報交換されました。
趣味やスポーツの話ももちろんですが、当翌檜会のHPがきっかけとなりGE社と交流ができた話等々・・・・・。
会は盛り上がり、各人の声も一段と大きくなったところですが時間も大分オーバーし、菱井商事(株)の見好社長の挨拶により中締めとなりました。
最初はやや狭いかなと感じた会場でしたが、会が進むにつれて、その分会員相互が物理的にも精神的にもより密着し濃密な会話ができて、より印象の深い懇親会になりました。
最後になりましたが二川社長はじめ本社・加古川工場、二見工場の皆々様には、大変お世話になりました。有難うございます。
ますますのご発展を祈念申し上げます。
二川工業さんのHPです。
http://www.futagawa.co.jp
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平成18年1月27日(金)に平成18年度定例総会が開催されました。
司会兼議長の事務局高橋(菱井商事取締役)から開会の宣言があり、まず安藤会長(フジマサ機工社長)からご挨拶を賜りました。
ご挨拶の中で、昨年某銀行主催の講演会で聴かれた話の内容を披露されました。「成熟市場の中で利益を得る」には「他社との差別化」と「深堀り」が大事で、どちらも具体的な例を挙げられ非常に分かりやすくお話されました。 |
以下プログラムに則り下記のとおり議事進行しました。
・17年度に実施された活動報告
・17年度の収支決算報告
・17年度の収支決算報告の監査結果報告
・18年度の活動計画(案)発表
・18年度の収支予算(案)審議
上記議案は各担当役員及び事務局から報告発表され、大きな拍手により
全て可決承認されました。 |
次に特別プログラムとして、菱井商事加古川支店の荒木支店長に会社経営のKnow−Howについて講演していただきました。
ベストセラー「ウィニング 勝利の経営」
ジャック・ウェルチ著(元GEの会長兼CEO)
(日本経済新聞社刊)
を中心に内容をコンパクトに纏められ、プロ野球選手の年棒の話や、ご自身の経験等に例えて、非常に分かりやすく噛み砕いてお話されました。全員が身を乗り出して聞き入り、充実した30分でした。
後の懇親会の各テーブルでも話題になり今後、会員企業から色んなテーマで出前講演を依頼されるのではないでしょうか。
(ご用命の節は翌檜会事務局までお申し出下さい) |
最後のプログラムとして懇親会が行われました。
見好副会長(菱井商事社長)から、新年のご挨拶回りの結果を披露され、「H18年度先行き予想は、全般的に忙しいところと、そうでないところがあり、バラツキはあるものの、共通しているのは採算の厳しさに対応した価格協力要請であった。お互い気を引き締め頑張りたい」という趣旨の挨拶をいただきました。
次に、安藤会長のご発声で全員乾杯!!
しばらく歓談の後、初参加されましたイゲタサンライズパイプの斉藤次長から会社PRと自己紹介を、また菱井商事荒木支店長からは自己紹介をそれぞれしていただきました。(時間無制限でした。笑い)
翌檜会も今年で4年目になります。会員相互の絆も一段と深いものとなり、懇親会も以前にもまして活気があり賑やかな雰囲気になったと感じられます。
定刻を過ぎ、白石取締役(菱井商事)の音頭により中締めさせて頂き無事解散となりました。
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