17年度主要行事のひとつ、第4回目の会員企業見学会として、平成17年11月15日(火)に高田工業協業組合さんを見学させていただきました。
翌檜会会員の中でも最北西に位置し、東は緑豊かな山があり、西は清流市川が流れる自然に囲まれた工場です。とは言うものの市川をはさんですぐ近くにJR鶴居駅があり、また車の場合は播但自動車道の市川北ランプのすぐ近くで、神戸からは約1時間で到着しました。
最初に高島理事長および同社幹部の方から、会社の概要説明を受けました。それがいつの間にか見学者との対話形式になり全員参加型の和やかムードで進行しました。
創業は昭和14年で、翌檜会では2番目に古い創業です。創業時は姫路市内の一等地だったそうですが、事業の拡大化と共に昭和53年に現在地に移転されました。
主な製品は大型のボイラ関連機器、熱交換器関連、発電用ドラム、ガスホルダー等でその他の製品も高い技術力と豊富な設備を十二分に生かしたオーダーメイドの一品料理的なものがほとんどです。
雇用関係では最近海外の研修生を積極的に受け入れ教育指導しておられます。主にベトナム人と中国人ですが、いい意味でのライバル関係となり、また社員の方とも融和し特にベトナム人は陽気で社内が大変明るくなったそうです。
工場は非常に忙しそうで休んでいる人も機械もなく、工場の隅から隅まで活気に満ち溢れていました。大きな建屋の中に所狭しと並んでいる、大型のプレスやベンティングロール、ガスプラズマ切断機、旋盤、ラジアルボール盤、フライス盤、自動溶接機、天井クレーン等々・・・・・・・・・・・・。
高島理事長初め工場の方から詳しく説明を受けました。海外研修生もひとつのラインを任され、立派にこなしているそうです。
日本に到着したばかりという、ベトナムの研修生の方にも出会いました。挨拶程度の会話でしたが、日本語も少し分かるようでした。指導員の方は地元の言葉で指導されますので、やがて播州弁の達人になるかもしれません。見た目に違和感はなく日本人とまったく変わりなく作業されていました。
現場見学後事務所の会議室にもどり、例によって質疑応答、意見交換の場となりましたが、最初の会社説明での良い雰囲気がそのまま引き続いた感じでした。
会員それぞれ業種や、規模、地域は違っても経営、人事管理、品質管理、拡販、安全、海外調達等々共通点は無数にあり、今回の見学会はそれぞれ大いに参考になったのではないでしょうか。
懇親会では高島理事長のご挨拶に続き、安藤会長(フジマサ機工社長)の乾杯ご発声でスタートしました。先程の意見交換会の席でも話題になった中国やベトナムの話は参加企業のほとんどが興味を示され、翌檜会も時流に乗り遅れず、ずいぶん国際的になったなと実感しました。懇親会も盛り上がりの真っ盛りでしたが時間も大分オーバーし、菱井商事(株)の見好社長の挨拶により中締めとなりました。
帰途、参加者の方々からも「参加して良かった。今日は、良いものを見せてもらった。聞かせてもらった」と感想を述べておられました。
最後になりましたが高田理事長はじめ工場の皆様には、大変お世話になりました。
有難うございます。ますますのご発展を祈念申し上げます。
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